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藤沢 文化

公開日:2025.12.19

江島神社と遊行寺
神事と仏事、合同斎行
開山700年 弁財天の縁

  • 江島神社社殿内に集まる同社神職らと遊行寺の僧侶ら

 江島神社の辺津宮で10日、時宗総本山・遊行寺(西富)との合同神事が執り行われた。今年で遊行寺が開山700年を迎えたことを記念したもので、社殿では神職と僧侶が交互に祈りを捧げ、江島弁財天に報恩感謝を伝えた。

 両者の縁は鎌倉時代末期にさかのぼる。1325年、遊行寺開山の呑海上人が江の島の弁天窟に17日間籠って修行していた際、弁財天から「白蓮が生える地を居とせよ」という神託を受け、現在の藤沢の地に遊行寺を開いたとされる。また江戸時代には遊行寺門前に江島神社の一の鳥居が立つなど、古くから地域信仰の要として結びつきを強めてきた。

 なお、同神社によると合同斎行の公式記録は見当たらず、歴史的にも稀な機会という。江島神社の神職は「遊行寺さんの700年の節目にありがたい」と話した。遊行寺の僧侶は「歴史の波を乗り越え今日を迎えられた。大変ありがたく執り行わせてもらった」と感慨深げに語った。

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