商店街の街路灯に、海抜表示が一目で分かるオリジナルステッカーが貼られた。
鎌倉由比ガ浜商店街振興組合(堀淳一理事長)が今月実施したもので、同商店街にある、下馬から六地蔵まで44本の街路灯に、海抜と、避難場所である御成中学校までの距離と方向指示がプリントされている。
考案したのは、鎌倉由比ガ浜商店街でコーヒー豆などを取り扱う店舗「アジア商会」の永田守之さん。
東日本大震災後、鎌倉市では今年7月に、市内の海抜10メートル以下の公園に海抜表示の看板を設置した。これを受け、永田さんは「公園は地元の人間は利用するが、観光客や商店街の利用者には、街なかで見られる表示があった方が良い」と製作を決意。
永田さんは同商店街組合の「まちづくり委員会」理事を務めており、組合メンバーたちの協力を得て、1カ月足らずでステッカーを完成させた。
海抜と避難所までの距離は、貼る場所によって異なるため、一枚ごとに印刷されている表示が異なる(最も低いのは下馬の3.7メートル、最も高いのは六地蔵の7.8メートル)。
製作にあたって、海抜は市の都市基本図を、避難所までの距離はインターネットを利用して測定した。また、海外の観光客にも理解できるように、多言語を使用した工夫も。
永田さんは「商店街のホスピタリティ(おもてなし)向上につながれば」と話す。
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