10月1日付で鎌倉市の副市長に就任した大谷雅実さん(51)に、その役割や市が抱える課題などについて聞いた。
担当する政策は、観光・ごみ処理・エネルギー・まちづくり・地域コミュニティー・行財政改革・公共施設管理・災害対策と多岐にわたる。これらの各政策に関わる事業の内、実際に担当するのは特命項目になるという。また、課題の優先順位については、「簡単に決めることは難しい」と明言を避けた。
観光が大きな魅力である鎌倉において、例えば修学旅行先として新たな教育的プログラムを提案するなど、観光戦略の練り直しの必要性を指摘した。先月、ユネスコへの推薦が正式決定した世界遺産登録については、「マチュピチュ」や「ナスカの地上絵」をはじめ各国の世界遺産を訪れた経験から、「鎌倉がなぜ世界遺産たるのか、より一層、海外の人たちにも分かりやすく説明できるストーリーが必要」と話した。
また、国交省から出向し、ニューヨークの日本総領事館勤務などの経歴からも幅広い人脈を持っており、「市行政のために役立てていきたい」と話した。
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