大銀杏(おおいちょう)にも春が訪れた。2年前に強風で倒れた鶴岡八幡宮(吉田茂穂宮司)の大銀杏の残された根から、先月26日の再生作業中、新たな幼木「ひこばえ」が2本発見された。これらは10cmほどの長さがあり、すでに確認されているものよりも成長が良好と判断、他のひこばえを取り除き、この2本の成長を促して再生を目指している。
再生作業は東京農業大学の濱野周泰教授(造園樹木学)の指導の下、倒木直後から行われている。方法としては(1)根を含め折れた幹部分を7m離れた場所に移植(2)地中に残った根から生育するひこばえを育てる(3)若い挿し木を県自然環境保全センターで育てる、の3つ。
大銀杏の倒木から明日の10日で丸2年。再生までは変わらず厳しい状況が続いているとするものの、鶴岡八幡宮は「これからも再生を願って見守っていく。参拝者や地域の方にも、再生を祈って欲しい」と話している。
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