子どもたちにも地元の海を身近に感じて欲しい―今月14日、腰越小学校の5年生67人を対象に、海に学ぶ体験学習として、サザエの幼貝の放流が行われた。同小学校同窓会(島村美男会長)主催で、今回で7回目。過去2年は荒天により中止になったことから、3年ぶりの実施となる。
ライフジャケットを着用後、3隻に分かれて乗船。「行ってきます」と子どもたちは元気よく港に向かって手を振っていた。
約500m沖合で停泊し、サザエの放流へ。今回用意された幼貝は約2ヵ月ほど養殖されたもので約2万個。
2cmほどの幼貝がたくさん入ったバケツを1人1個持ち、「生きて大きくなれ」などと声をかけながら海に向かって力いっぱい投げ込む姿が見られた。
下船後は腰越漁業協同組合の柏谷稔さん(67)が子どもたちの質問に答えた。「サザエはどのくらい大きくなるの」という問いに、「長生きしたやつは、皆の頭くらいになる」と回答、子どもたちは驚きの声を上げていた。
参加した野原茜さん(10)は「楽しかった。貝は触るとべたべたした感じがした。もっと投げたかった」と目を輝かせていた。
鎌倉版のローカルニュース最新6件
|
台湾への募金箱設置4月19日 |
|
|
|
鎌倉山かるた会 大会で躍進中4月19日 |