サーファーたちの間で伝説と謳われる大会「イナムラサーフィンクラシック」が9月26日、稲村ガ崎で24年ぶりに開かれた。
同大会は台風が稲村ガ崎にうねりをもたらし、3〜4m級のビッグウェーブが発生する時のみ開催されるもの。毎年8月から9月にかけてウェイティング期間が設けられてきたものの、波のサイズや質、気候条件などが揃わずに1989年に第1回大会が開催されて以来、23年間実施が見送られてきた。出場者は、昨年のプロランキング上位者など主催者が招待するトッププロサーファーら約40人。伝説の大波を乗りこなすプロのパフォーマンスを一目見ようと、海岸には大会開催を待ちわびた観客およそ3000人が詰めかけた。
大会を制したのは茅ヶ崎出身のプロサーファー大橋海人さん(=人物風土記で紹介)。2年前に他界した父・勧さんも同大会の招待選手だった時期があったが生前には大会への出場は叶わなかった。大橋さんは「父は招待状を家に飾っていたほどこの大会を楽しみにしていた。納得のライディングで大会を楽しむことができ、父にも良い報告になって嬉しい」と話した。
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