享保雛など貴重な人形が並ぶ
鎌倉国宝館では、特別展「ひな人形展―おとめのいのり-」が３月12日（日）まで開催されている。
これは３月３日の桃の節句に合わせて企画されたもの。同館は江戸時代に制作されたものを中心に、市内や近隣の市民から寄贈・寄託を受けた雛人形を多く所蔵し、全国屈指のコレクションで知られている。
会場では能面のような顔立ちが特徴で享保年間に大流行した「享保びな」をはじめ多種多彩な人形が展示されているほか、精巧に細工されたミニチュアの調度品なども見どころの一つ。
また国宝の「当麻曼荼羅縁起絵巻」（光明寺蔵）も同時に展示されている。
開館時間は午前９時から午後４時30分（入館は４時まで）。観覧料は一般４００円、小・中学生２００円。期間中の毎週土曜日午後２時から、学芸員による列品解説も行われる。
問い合わせ同館【電話】０４６７・２２・０７５３へ。
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