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「どうなってるの?」小袋谷交差点 信号点滅の理由、正しい通行方法とは

社会

掲載号:2017年9月1日号

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 市内随一の渋滞スポットであり、交通の難所ともなっている小袋谷交差点。信号は常時点滅していて「いったいいつ進んで、いつ止まればいいの」「そもそもなんで普通の信号にしないの」と思う人も多いはず。かくいう記者もその一人。この際、長年の疑問を大船警察署交通課にぶつけてみた。

 片側1車線のT字路交差点で、約100m離れたところにJR横須賀線の第二鎌倉道踏切がある小袋谷交差点。通勤時間帯や休日に踏切が遮断されると通行が滞り、市内有数の渋滞スポットとなっている。

 さらにこの交差点が特徴的なのは「赤青黄」の三色信号ではなく、赤や黄色の信号が常時点滅し、歩行者が渡る際には「押しボタン式」の信号を導入していること。神奈川県警によれば県内でもここだけという方式のため、戸惑うドライバーや歩行者が多い。

三色信号で大渋滞

 そもそも小袋谷交差点に信号機が設置されたのは、1982年。当初は三色信号だったが、前述のような構造的な問題から大渋滞を招き、すぐに北鎌倉駅方面からは黄色、踏切からと大船体育館方面からは赤色の点滅表示となり、歩行者信号は消されてしまった。

 2001年には信号機の更新に伴い、県警と大船警察署が三色信号の実験を実施。しかし、北鎌倉駅方面からの車列が鶴岡八幡宮そばの県立近代美術館別館まで伸びてしまうなど、制御パターンをどんなに工夫しても渋滞を解消できなかったという。そのため、点滅表示の継続と歩行者信号を押しボタン式にすることで安全性の向上と円滑な通行を目指し、これが現在まで続いている。

譲り合いで成立

 さぞ事故も多いのでは。そう思って大船署に尋ねたところ交差点付近の事故件数は昨年が2件で、今年(1月〜8月)は3件だった。

 「あれほどの交通量がある交差点にしては比較的少ない。ドライバーがほかの場所以上に気を付けているからでは」と担当者は話す。

 ただ、今年発生した3件のうち2件は歩行者や自転車が絡んだ事故で「つい車に集中してしまうと思うが、歩行者信号は押しボタン式で急に変わるので注意を。また歩行者や自転車の人も必ず安全確認をしてほしい」と注意を呼びかける。

 最後に一番気になっていた正しい通行方法について聞くと「どちらが優先ということはなく、黄色の点滅では注意して進み、赤色の点滅では一時停止をして通行を。北鎌倉駅方面からのみ黄色の点滅だが、強引に侵入はせずに周囲の状況を良く見て通行して」と話していた。

 同署によれば点滅運用を今後も継続する考え。市内外の多くの人が利用するこの交差点。交通ルールを守り、譲り合いの精神を持つことが、事故を未然に防ぐ第一歩になりそうだ。
 

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