大船警察署(野口博署長)は昨年12月19日、積極的な声掛けで市職員をかたった還付金詐欺を未然に防いだとして、イトーヨーカドー大船店で警備業務に従事している株式会社ゼンニックスの森晴夫さんと金井淳さんに感謝状を贈呈した。
2人は11月24日、勤務中に携帯電話で話をしながらATMを操作する70代の男性を発見。男性が操作に手間取っている間に森さんは3回声掛けを行ったが、「本人は『まさか自分が騙されるわけがない』と言って信じてくれなかった」とその時の様子を振り返る。
4回目に金井さんにバトンタッチすると市役所の職員の名前を聞きだすことに成功し、確認したところ電話の相手が実在しない人物と判明した。2人は「これからも巡回時には、ATMを注意して見ていきたい」と話していた。
野口署長は「最近では金融機関のATMを避け、商業施設など人が少ない場所を指定するケースが増えているので、今回のように警備の傍らご協力いただきありがたい。市民の皆さんには、改めて電話でお金の話が出たら詐欺と思ってほしい」と呼びかけていた。
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