「食べきれない」「使う予定がない」――。こういった家庭で余っている食品を募り、福祉活動団体に寄付する「フードドライブ」を3月24日(日)から29日(金)まで鎌倉市(初日は受付なし)とNPO法人鎌倉リサイクル推進会議が協働事業の一環として実施する。
この取り組みは、消費しないまま食品を捨ててしまう「食品ロス」を減らそうと全国各地で行われているもので、市では2017年11月に始まり、これまで5回にわたり実施されてきた。
市ごみ減量対策課によると、使い切れない贈答品の調味料やレトルト食品、米、ジャガイモなど、多い時は約60kgにも及ぶ食品が集まる。食品は市内で福祉活動を行う(一社)ふらっとカフェ鎌倉に寄付され、福祉センターにある倉庫「フードバンク」で管理されている。
「食を通じた世代間交流の場を」と高齢者施設や飲食店などの協力を得て、月に数回、料理を振る舞う活動を行っている同団体。食材や運営費は寄付で賄っており、渡邉公子代表は「継続して活動できるのは、寄付された食品のおかげ。他団体と協力し、市内の小学校区に1カ所、集いの場を作りたい」と話す。
2カ所で募集
食品の受付は、市ごみ減量対策課(本庁舎1階27番窓口)では、3月25日〜29日の午前8時30分〜午後5時15分に実施。鎌倉リサイクル推進会議(笛田リサイクルセンター内)では3月24日午前10時30分〜12時30分と25日〜29日午前10時〜午後4時に受付。
募集するのは、賞味期限が1カ月以上あり、傷みのない食品。缶詰や根菜、調味料、飲料、米、乾麺など。野菜以外は未開封のものに限るが、少量でも可。腐敗が懸念される生鮮食品類は不可。
問い合わせは、同課【電話】0467・61・3396、または同会議【電話】0467・32・9094へ。
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