「マタニティZazen」と題した妊婦対象の座禅会が3月14日、山ノ内の建長寺で開かれた。
これは院内のお産センターや2016年に開設した湘南鎌倉バースクリニックで「自然で安全なお産」を追求してきた湘南鎌倉総合病院(市内岡本)が、同寺と合同で17年から開催しているもの。
当日は妊婦7人を含む同院の関係者や助産師ら22人が参加。境内を散策し、同寺の僧侶から禅の考え方などについて説明を受けた後、竜王殿で約1時間にわたって座禅に取り組んだ。
第2子の出産を6月に控えるという田中真帆さん(鎌倉市)は「座禅を体験したのは初めて。子どもがいると落ち着いて過ごすことも難しいが、何も考えない時間を持ててリフレッシュになった。今日聞いた考え方や呼吸法を自宅でも取り入れたい」と話した。
また同院副院長で産婦人科主任部長の井上裕美さんは「日本における禅の発祥の場所となった鎌倉だからこそできる体験で、協力して下さった建長寺さんに感謝している。出産には不安がつきものだが、自然を受け入れる禅の考え方を今日参加した皆さんが自身のお産に生かしてもらえたら」と語った。
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