鎌倉警察署(猪俣秀彦署長)は10月1日、「特殊詐欺抑止ポスター」を京浜急行バス鎌倉営業所とタクシー会社のKGグループに贈呈した。今後、両社が運行するバスやタクシーの車両内にポスター約140枚を掲示し、利用者に対して注意喚起をしていく。
鎌倉署管内の特殊詐欺発生件数は今年1月1日から9月末時点で37件。昨年同時期と比べて5件減少したものの、被害総額は約4000万円にも上り、市民が金銭をだまし取られる状況は未だに続いているという。
そうした背景を踏まえ、同署は鎌倉防犯協会(野村修平会長)と連携し、今回のポスター作成に踏み切った。デザインを制作したのは地域課の吉田充さん。これまでも振り込め詐欺被害を防ぐためオリジナル漫画を描くなど、その腕を振るっていたことから、生活安全課から協力を依頼された。
ポスター掲示に合意したKGグループの加賀原康郎常務取締役と京急バス鎌倉営業所の黒澤則宏所長は「ポスター以外にも高齢者と会話を交わすなど関係を密にし、社員一丸となり協力していく」とあいさつ。猪俣署長は「詐欺撲滅の機運を高めてもらいたい」と話した。
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