出産を控えた女性を対象とした座禅会が10月8日、市内山ノ内の建長寺で開かれた。
これは湘南鎌倉総合病院が同寺と合同で2017年から開催している「マタニティZazen」と題した取り組み。7回目となる今回は妊婦12人に加えて同院の関係者ら25人が参加し、境内の散策や同寺の僧侶から禅の考え方について説明を受けた後、座禅に取り組んだ。
現在はアメリカ在住で、来年1月の第2子出産のために帰国中という松中愛子さんは「子どもがいると普段はなかなか一人になれる時間がないが、静かな環境で自分に集中し、心を落ち着かせることができた。また参加したい」と振り返った。
また同寺教学部長の長尾宏道さんは「情報があふれる一方でかえって自分が見えなくなるような時代だが、授かった命と自分に意識を向けて、周囲への感謝を感じてもらう機会になれば」と話していた。
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