鎌倉 文化
公開日:2020.01.31
「一瞬の勝負楽しんで」
鎌倉山かるた会が県大会で好成績
第22回神奈川県かるた選手権大会が1月12日、藤沢市で開催され「鎌倉山かるた会」に所属する深沢小学校6年生の3人が、好成績をおさめた。
県下から約300人が参加した同大会。初心者クラスであるG級には150人がエントリーし、5ブロックで争われた。
ブロック優勝の黒田美佳さんは、準決勝で運命戦(互いの陣に1枚ずつ札が残った状態)に突入する接戦をものにして、決勝は大学生に勝利。「勝てて楽しい」と笑顔を見せる。
ブロック準優勝となった下鶴悠流さんは、友人に誘われて1年半前から競技を始めた。決勝は中学生に敗れ「疲れが出てしまったけれど、決勝に進めたことはうれしい」と振り返る。
またブロック3位の黒田遥花さんは今大会で初めて勝利を飾ると、勢いそのままに準決勝まで進出。「集中力が前よりも続くようになったと思う」と満足感を口にする。
永世クイーンが主宰
「鎌倉山かるた会」を主宰する渡邊令恵(ふみえ)さん(55)は東京出身。女性最高位のクイーンに11連覇を含む14期にわたって君臨し、史上2人目の永世クイーンの称号を持つ。
2016年に横浜から鎌倉へと居を移し、18年4月に同会を立ち上げた。現在はおおむね毎週水曜日、深沢行政センターや琵琶苑自治会館などを会場に練習を行っており、深沢小6年生10人が通う。
最近は人気漫画『ちはやふる』で競技かるたを知って始めた児童も多く、渡邊さんは「子どもたちにもっと楽しさを知ってもらいたい」と話している。詳細は渡邊さん【携帯電話】090・9363・4606、【メール】kamakurayamakarutakai@yahoo.co.jpへ。
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