湘南鎌倉総合病院2階渡り廊下で「実はこんなことをしています!働く職員の写真展」が開催されている。
企画したのは、同院経理課に勤めて3年目の若手職員、関口美香さん。新型コロナウイルスの感染拡大以降「絶対に院内感染させられないという緊張感はもちろん、来院者の検温や施設の消毒といった業務も加わり、あらゆる現場が疲弊していくのが分かった」と振り返る。「何か職員を元気づける方法はないか」と考えた末に思いついたのが、病院を訪れる患者やその家族に「病院の仕事」を知ってもらう写真展だった。
特にこだわったのが「縁の下の力持ち」とも言える職員にもスポットを当てること。人工心肺など医療機器の専門家である臨床工学技士のほか、臨床検査技師、理学療法士、さらには栄養士、資材部の職員から送迎バスの運転手まで、その仕事風景や感染防止のための取り組みなど、通常業務の合間を縫って1週間で200枚を超える写真を撮影した。最終的には約80枚を選び、7月13日から仕事の内容を紹介するメモと一緒に展示している。
会場には職員に宛てたコメントを書くことができる箱も用意。患者から「皆さんのおかげで安心して通院できることに感謝」など多くの声が寄せられている。前川俊輔事務局長は「病院は地域とともにある場所。こういう機会に我々の取り組みを知ってもらえたら」と話す。写真展は8月中旬まで開催予定。
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