第2期となる連続講座「北条義時とその時代を学ぶ」が7月31日、鎌倉歴史文化交流館で行われ、新しいメンバー25人が受講した。同館・鎌倉国宝館主催。
この日のテーマは「源頼朝と北条政子」と「義時法華堂跡と大倉地域」。
頼朝の誕生から伊豆流刑、政子との出会い、頼朝死後と時系列に説明しながら、政子の行動、役割などを当時の習慣と照らし合わせて解説した。
嫉妬深く、政治に口を出すほど強権とイメージされる北条政子。講師を務めた学芸員の山本みなみさんは「当時の習慣では、亡くなった夫の力を、後家が継ぐことは当然だった。だから政子が鎌倉幕府を守るため、後家の立場で世継ぎの決定や朝廷との交渉などを行った」と話した。また頼家を支える「鎌倉殿の13人」の選出にも関わったのではという。
嫉妬深さについて山本さんは、「長男・頼家を出産した時が26歳、次男・実朝を生んだのは36歳。当時では高齢出産で、男子誕生は幕府の将来、北条氏の今後を左右する重大事。頼朝と女性の関係は浮気や嫉妬という言葉では片づけられない」と強調した。
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