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鎌倉版 公開:2022年10月21日 エリアトップへ

誰もが安心な防災とは インクルーシブの視点で学ぶ

コミュニティ社会

公開:2022年10月21日

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車いすから降りた際の課題を語る橋本さん(中央)
車いすから降りた際の課題を語る橋本さん(中央)

公益社団法人鎌倉青年会議所(鎌倉JC)は、「中高生と実践! 誰ひとり取り残さない インクルーシブ防災訓練」を10月15日、湘南鎌倉医療大学で開催した。インクルーシブ社会実現のための一歩として、災害時の対応や考え方を学ぼうと、防災普及学生団体「玄海」と共催で企画。会場には、JCメンバーのほか、乳幼児連れの家族や障害者、学生、高齢者ら約50人が集まった。

当事者の思いは

 第1部では、ゲストがさまざまな立場での課題や思いを語り合った。

 学校では、児童生徒の安全確保をしながら避難所として受け入れる必要があると話したのは、岩岡寛人教育長。玄海共同代表で高校生防災士の橋本玄さんは「中学生は地元にいることも多く、非常時に頼れる存在となるはず」とし、西鎌倉で中学生が避難所設置を体験した事例を紹介した。

 また、授乳が必要な子どもがいる母親には、人目が気にならない静かな環境が必要と伝えたのは、助産師で防災士の羽太千春さん。

 車いす利用者でソーシャルワーカーの橋本絢花さんは、車いすは高齢者やけが人にも使えることなどから「避難後は降りたい」と話した。一方で「どのような対応・補助が必要かは人により異なるため、まずは確認してほしい」とも伝えた。

 第2部では、防災用品の見学・体験や車いす利用者の移動の実践などを行った。視覚障害がある市身体障害者福祉協会の木村康洋会長は「避難所に限らず、初めての場所は何がどこにあるか分からない。避難所の様子を知っておくだけでも安心感が違う」と話した。

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