鎌倉 経済
公開日:2022.11.04
市内3海水浴場
命名権は募集せず
鎌倉市は、今年度で契約期間が終了する市内3海水浴場のネーミングライツ(命名権)・パートナーの、来年度以降の募集を行わないと決めた。
市では、得られた収入を維持経費などに充てることなどを目的に、2013年、命名権を取得するパートナーを募集。8企業1個人の応募の中から審査の結果、「鳩サブレー」で知られる株式会社豊島屋が選ばれ、年額1200万円で10年間の契約を結んでいた。また、翌年には海水浴場の愛称公募を行い、従来通りの名称を採用したことも当時話題となった。
命名権は、7〜8月に市が開設する「海水浴場」が対象だったが、「海岸そのものの名前(地名)が変わってしまう」と捉える人や月額100万円からという金額の安さに疑問を感じる人も多く、「皆さんの気持ちも汲んで決定した」と市観光課。運営資金について必要があれば、別の形で募る可能性もあるとした。
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