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鎌倉 人物風土記

公開日:2022.12.09

「神奈川県市町村対抗ゴルフ」の女子個人の部で優勝した
大津 聖美さん
梶原在住 42歳

人生賭けたゴルフ

 ○…29歳でデビューしたゴルファーが、初めて県の頂に立った。29回目を迎えた「神奈川県市町村対抗ゴルフ大会」(11月・藤沢市芙蓉カントリー倶楽部)の女子個人の部、目標スコアの80を上回り79で優勝。鎌倉市チームの一員としても、団体戦で初の栄冠に輝いた。アマチュアゴルファーは、「まさか優勝できるとは」と驚きを見せつつ、「勝ててよかった。来年も勝ちたいです」と笑顔が弾けた。

 ○…東京生まれ。学生時代、さらには社会人になってしばらくは熱中できるものがなかった。しかし、結婚によって転機が訪れる。30歳を前に、夫に誘われゴルフクラブを握った。楽しい-。「人生で初めてはまった」というゴルフは、自然の中でのプレーが清々しく、伸びていくスコアが負けず嫌いな性格を刺激した。

 ○…それまで勤めていた薬局を30歳の時に退職。「主人のおかげ」と言うように、本格的なレッスンに3年間通い、ゴルフが趣味から競技へと変わった。アマチュアゴルファーとして、大会にも出場するようになった。夫の転勤先だった広島では、仕事を再開。内容はゴルフ雑誌の編集と、完全にはまった。「子どもの頃からスポーツに縁がなかった。大人になってからも、ボディーボードやスノボは長続きしなかったのに」

 ○…再び夫の転勤により、2年前に鎌倉へ移住してきた。今度はゴルフウェアの販売をしながら、月に8回ほどラウンドして腕を磨く。大好きな海沿いを走るのも、鎌倉に暮らしてからの楽しみだ。「夢はアマチュアの全日本大会に出場すること」。得意なアプローチを磨きつつ、飛距離を伸ばすために素振りや筋トレ、動画での研究に余念がない。ゴルフ熱は高まるばかりだ。

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