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鎌倉 文化

公開日:2022.12.16

大町・材木座の祭り学ぶ
日の出屋商店跡「はつひので」

  • 祭りについて語る澤渡さん(中央)

 材木座の「日の出屋商店」の建物をリフォームし、今年6月にオープンした「関係案内所はつひので」で12月1日、大町と材木座の祭りについての勉強会が開かれた。

 「はつひので」では、挑戦・出会い・発見・交流がしたいけれど「どうしたらいいか分からない」という人に、街のキーマンやスポット、活動などを紹介し、人と人をつなぐ手助けを行っている。地域の人も気軽に立ち寄れるようにと、ランチや採れたての三浦野菜も販売している。

 勉強会のテーマに祭りを選んだのには理由がある。日の出屋商店は、昔から大町まつりの際に神輿が置かれ、町内の人や担ぎ手が大勢集まる場だった。はつひのでを運営する小林ななみさんによれば、今夏も場を提供したが、まだ知らないことも多く、歴史を知りたいと企画したという。

 講師を務めたのは、大町生まれで材木座在住、どちらの祭りにも詳しい澤渡俊仁さん(58)。古い文献を引用しながら2つの祭りの歴史、自身も保存会として継承活動をしてきた天王唄、関連する史跡などを紹介した。

 また、大町まつりは神輿の担ぎ手不足などで開催が危ぶまれた時期があり、澤渡さんも担ぎ手として参加。その後もクリエイティブディレクターとしての経験を生かし、ウェブサイトを使ってのPRに尽力した話を披露。仲間と共に「人が集まる祭り」を復活させた話を聞いた小林さんらは、地域の人の情熱に感嘆していた。

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