神奈川県議会議員 岩本一夫の 見聞(けんぶん)検分(けんぶん)㉒ www.iwamoto-kazuo.biz目と耳でしっかり確かめてから、考える。
1990年、茅ヶ崎で海辺の新たな仕組みづくりをテーマにしたイベント、サーフ90「T・Bar・Wave」が実施された。この中で「海の交番」設置を試みては?と当時の副知事や警察関係者に打診し、是非にとの賛意を得た。
私の構想は警察や消防、海上保安庁、海上自衛隊、民間ライフセーバーなどの”プロ”が集い、海の安全と治安を総合的に管理するプロジェクト拠点としての『海の交番』であった。しかし肝心の消防が乗り気にならず、残念ながら海の交番のモデルとなる絶好の事業機会を逃してしまった。
豪州ではライフガードのような「能力と権能」を備えたスタッフが海浜に常駐するが、日本でこのような仕組みがないのが不思議でならない。「海の安全条例と海の交番」を緊急配備すべきである。
先日、日本で初設置された「渚の交番」視察に宮崎県最大の海水浴場、青島へ行った。温・冷水シャワールームや休憩室、職務室、多機能トイレ等が整備され、ライフセーバー、レスキュー隊員も常設する頼もしい海浜拠点だ。また地元出身の若手芸人がここで人力車夫を務めるなど、観光振興にも目を向ける。行政の助成は受けているが到底足りず、今後は収益事業にも積極的に取り組み、自立を目指すという。
GWだけで13名…。全国の海では相も変わらず尊い命が失われている。茅ヶ崎の場合は危険なT・Barを抱えており、このような安全確保の特効薬が特に必要ではないだろうか?
海の安全条例と海の交番設置
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