茅ヶ崎・寒川 意見広告
公開日:2025.11.14
県政報告 59
責任ある交通社会の実現へ
神奈川県議会議員 山本 哲
2026年4月から、自転車の交通違反に「交通反則通告制度(青切符)」が導入され、比較的軽微な交通違反には、16歳以上を対象に「反則金」が科されるのをご存じでしょうか。これまで「警告」や「刑事罰(赤切符)」が中心だった自転車の取り締まりにこの制度が導入されることで、自動車と同様の「簡易・迅速な違反処理」により、実効性のある違反処理ができるようになることから、増加する自転車事故を食い止め、全ての交通参加者の安全を確保するための、重要な一歩になると考えます。
制度導入の背景と必要性
近年、健康志向や環境意識の高まりから自転車の利用者が増加する一方、交通ルールの軽視が深刻な問題を引き起こしています。信号無視、一時不停止、電動自転車の急増やスマートフォンを見ながらのいわゆる「ながら運転」、歩行者を威嚇するような危険な走行が常態化し、自転車が加害者となる重大事故は後を絶ちません。これまでの「警告」や悪質な違反にのみ適用される「刑事罰」だけでは、日常的な危険運転に対する抑止力が不足していました。だからこそこの制度の導入は、自転車も自動車と同じように「車両」の一種であると認識を改め、利用者に責任を促すための措置なのです。しかし、制度が真に機能するためには、行政、警察、そして私たち一人ひとりの取り組みが必要だと考えます。
今後、神奈川県警察からは基本的な交通ルールと警察の交通違反の指導取締まりの基本的な考え方についてまとめた「自転車ルールブック」が公表されます。これに沿って交通事故の多い時間帯や場所での重点的な指導や取り締まりを強化していくほか、交通キャンペーンやスマートフォンアプリにおけるスマートチリリンスクールなどが実施される見通しです。
制度の導入は交通社会の意識を変える重要なスタートラインととらえています。今後、自転車利用者がより交通法規を正確に理解し、生命を守るための責務としてルール順守を徹底することを目指します。また、事故のない安心で秩序ある社会の実現に向け、これまで以上に取り組んで参ります。
山本哲県議
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寒川町岡田1-5-1
TEL:0467-84-7551
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