CHIGASAKI Culture 茅ヶ崎をシェリーの街に ベネンシアドール5人が集結
全長約90cmの合成樹脂製の柄の一端に円筒形のステンレス製カップを付けた道具「ベネンシア」を使って、樽からワイン・シェリー酒を汲み取り、グラスに注ぐ技術を持つ資格者「ベネンシアドール」。
第11回目となるベネンシアドールの公式称号資格認定試験が9月に東京都で開催され、今年は154人が挑戦。茅ヶ崎市在住の酒井友理江さん(BAR PANCHO勤務/辻堂)と伊藤将太さん(エルマンボ勤務/共恵)が合格した。
毎年10人のみが合格する同試験。現在、国内に110人のベネンシアドールがいる。茅ヶ崎市内在住の資格取得者は、酒井さんと伊藤さんが今年加わり、石田朋也さん(Fake店主/幸町)、原田晶平さん(Fake勤務)、高橋隆弘さん(BAR漆店主/東京都)の計5人となった。
ベネンシアドールが扱うワイン・シェリー酒は、スペイン南部アンダルシア地方カディス県の町ヘレス周辺の三角地帯と、その周辺の認定地域だけで作られている強化ワイン。同資格認定試験は、スペインアンダルシア政府認定の組織「シェリー委員会」が主催している。
シェリー酒を身近に
腰ぐらいの位置にグラスを持ち、高い位置から注ぐ理由は、グラスに至るまでにシェリー酒を空気に触れさせることで香をたたせるためだという。
石田さんは、「今年2人が合格し、茅ヶ崎市内の資格保持者が5人になりました。これからは、茅ヶ崎市民の方々にシェリー酒を身近に感じてもらうために活動をしていきたいと考えています」と話す。
今までも湘南祭や海の家で、シェリー酒を振る舞うパフォーマンスをしてきたが、今後は定期的に話し合いを行い、シェリー酒をメーンにしたイベントを企画する方針だ。
また、市内にある飲食店、Fakeやエルマンボでは、希望に応じて、ベネンシアを使ってシェリー酒を注ぐパフォーマンスが見られるという。
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