ウエットスーツの製造販売を手掛ける(有)ティーケイトインターナショナル=茅ヶ崎市柳島海岸8の29=が、このほど「防災ヘルメット収納グッズ」を開発した。これは椅子に装着し、座面の下にヘルメットを収納するもの。災害時にはベストとして着用し、ウエットスーツ素材のため保温力や浮力効果が期待できるという。
東日本大震災以降、市立全19小学校では全児童が防災ヘルメットを常備している。多くの児童は椅子の下につけたネットで保管しているが、ネットのゴムが伸びるとヘルメットが床についてしまうという。同社の金井照明さん(59)が海の安全講習で市内小学校を訪れた際、このような現状に気付き考案。ボランティアで水難救助活動や、子どもにマリンスポーツ指導も行う金井さんは「もしもの時のことを考え、子どもたちの命を守りたいと思い作りました」と話す。「広く使ってもらいたい」との思いから4月中は「フロート(浮力)無し」を2800円(通常4800円)、「フロート付」を3200円(通常5400円)で販売。問合せは同社【電話】0467・87・2007へ。
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