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茅ヶ崎・寒川 スポーツ

公開日:2015.05.22

萩園中出身DeNA倉本選手
プロ初のお立ち台に
首位を固める決勝打

  • 「プロ初本塁打は横浜で」と倉本選手

 横浜DeNAベイスターズ倉本寿彦選手(萩園中出身)が5月10日の巨人戦でプロ初のお立ち台に上がった。

 本拠地から遠く離れた新潟で、一本足のバットマンが試合を決めた。同点で迎えた8回一死満塁。前の打者が敬遠され、「絶対に打ってやろう」と強い気持ちで打席に入ると、セリーグ3、4月の月間MVP・高木勇人投手の直球をフルスイングで捉えた打球はライト前に。これが決勝打となり、首位を走るチームを加速させる白星をもたらした。

 試合後のお立ち台では「同じルーキーなので負けたくなかった」と喜びを噛み締めた。またこの日は母の日ということもあり「普段はあまり連絡をしないので今日ぐらいは」と、試合前に茅ヶ崎で活躍を見守る母・智恵子さんに「今日は絶対打つから」と活躍を誓い、臨んだ一戦でもあった。試合中、凡退した際には「少し焦っていた」と話すが第三打席でヒットが出ると気持ちに余裕が生まれ、「今日はいける」と確信。満塁のチャンスで回った第四打席で見事に期待に応えた。

 4月の広島戦ではエース前田健太投手から3安打を放つなど復調の手ごたえを掴んだタイミングでの初ヒーローに「ようやくチャンスで打ててほっとしました」と笑顔の背番号5。

 また「初ホームランは皆さんの前(横浜)で打ちたい」とさらなる躍進に向け、意気込む。打席のテーマ曲は故郷のシンボルともいえる桑田佳祐さんの「波乗りジョニー」。そのアップテンポに合わせ、さらに波に乗っていくつもりだ。

(5月19日起稿)

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