中日ドラゴンズの山本昌(本名・山本昌広)投手(50)=茅ヶ崎市出身=が、今季限りでの現役引退を表明した。自身の公式HP上には9月25日付で「若返りを推進しているドラゴンズの現状を目の当たりにして、僕が残ったらダメだと強く感じ、引退を決めた」と記されている。
山本昌投手は松林小・中学校を経て日大藤沢高校から1983年にプロ入りし最多勝、沢村賞などの成績を収めた。2008年には通算200勝を達成し、茅ヶ崎市民栄誉賞を受賞。また昨年プロ野球史上最年長勝利記録(49歳0カ月)を64年振りに更新した。最年長勝利の世界記録更新が掛かった今季は開幕前に右膝を故障。8月の一軍初登板では投球中の突き指で降板し二軍で調整を続けていた。
地元から「ありがとう」
引退表明を受け家族や関係者から声が届いている。
山本昌投手の母・幸子(ゆきこ)さん=菱沼在住=は9月25日の朝、本人から電話で引退の知らせを聞き「やめる時は自分自身で決めなさいと伝えていたので、決断したんだと思いました」と話し「ありがとう、ご苦労様と言いたい。お父さん(山本昌投手の父)が生きていた頃、先発前にいつも電話をくれて喜んでいたことを思い出します」と続けた。
日大藤沢高校野球部監督を務める弟の山本秀明さんは「記録まであと1勝だっただけに、元気で続けて欲しいと思っていたので寂しい。幼い頃から一緒に野球をしてきたので、言葉にできない思いがある」と言葉少なに語っていた。
年1回日大藤沢高時代の同期会を開いている「ビストロSHOJI」=藤沢市。野球部同期でもあるオーナーシェフの小林昭二さんは「長いプロ野球生活おつかれさまでした。ショーリン(高校時代の山本昌投手のニックネーム・「松林中出身」に由来)の活躍は我々世代の誇り。同期会で店に来た時にこっそり厨房に来てデザートをほおばっていた姿を思い出します。今後も野球界の発展に尽くして下さい」とコメントを寄せた。
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