竹山輝(てる)君(12)=茅ヶ崎市中島在住=に茅ヶ崎市特別表彰が贈られた。これは、竹山君が昨年柳島小6年時に「第33回全国小・中学生作品コンクール」の理科部門で、最優秀賞にあたる文部科学大臣奨励賞を受賞したことを受けたもの。
竹山君は3月22日に父・徹さん、母・有里さんとともに市役所を訪れ表彰式に出席。服部信明市長から表彰状と楯を受け取り、持参した受賞作品を披露した。服部市長は「様々なことに疑問を抱き研究することは、竹山君自身の大きな経験値になっていると思う。今後の可能性に期待しています」とエールを送った。
「鉄分は取り出せるか」身近な疑問をテーマに
全国から497点の応募があった中から受賞した作品の研究テーマは「食べものから鉄は取り出せるか」。竹山君自身が「お母さんから、体に良いから鉄分があるものを食べなさいと言われるけれど、磁石には付かない。本当に鉄が入っているのか」と疑問を抱いたことがきっかけだ。そこで「自分の力で取り出してみよう」と、昨年の夏休みにインターネットなどで方法を調べ、ほうれん草やひじきを1kgずつ柳島キャンプ場で燃やした。その後灰をふるいにかけ、磁石を近づけるなどして微量の鉄を取り出すことに成功。その瞬間を「感動した。すごく嬉しかった」と振り返る。
「理科の実験が大好き」と話す竹山君は、小1の頃から年上のいとこの影響を受け、毎年「ラムネの泡の研究」「夏を涼しくするには」「大涌谷とゆで玉子の謎に迫る」など身近な疑問をテーマに自由研究を行ってきた。この春、中島中に入学する竹山君は今後の目標を「中学でもまた研究で1番を取りたい」と掲げ、将来の夢は「科学と宇宙の分野を研究し、ノーベル賞を取ること」と話した。
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