女声合唱団「湘南はまゆう」が、8月27日、28日に青森市文化会館で行われた「第39回全日本おかあさんコーラス全国大会」に出場し、優秀団体に贈られる「ひまわり賞」を獲得した。
同団は1988年に創立。市内在住者を中心とした20代から70代までの女性38人が所属し、市内の公共施設で練習に励んでいる。これまで同全国大会に3回の出場経験があり、毎回「ひまわり賞」を獲得。コンクール出場以外にも、福祉施設訪問や被災地復興支援チャリティコンサート開催などの活動を続けている。
魂の歌声を大舞台で披露
全国に向けては、まず4月の県大会で優秀賞を受賞し、7月の関東へ駒を進めた。その際、曲目を可愛らしい恋を歌った「ポケットの星(みつはしちかこ作詞)」から、同団の声質に合わせて「君死にたまふことなかれ(信長貴富作曲)」に変更。反戦の思いを綴った与謝野晶子の詩に曲をつけたこの歌を、同団の鈴木理恵子代表は「難しい掛け合いや台詞のような部分があり技術的にも神経を使う曲。難しかったが練習すればするほど良くなっていった」と振り返る。
そして関東でも優秀賞を得て全国の舞台へ。コンサートマスターの田端裕子さんは「華やかな曲を披露する団体が多い中、命を削るような魂の歌声を響かせられた。審査員の方から『鬼気迫る熱演に会場が息を飲んだ』と評して頂き嬉しかった」と振り返る。また、書記の青山道代さんは「この曲はこれから先も他のコンクールで歌っていくので、練習を積み重ねてより深めていきたい」と今後の展望を語った。
鈴木代表は「はまゆうは来年30周年を迎える。今回の『ひまわり賞』は、節目の年に向けて弾みをつけられるものになった。今後の大会や、来年1月の記念コンサートに向けて歌い続けていく」と笑顔を見せた。
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