茅ヶ崎市美術館で11月4日(日)まで開催されている「小原古邨展」で、古邨の木版画『大鷹と温(ぬく)め鳥』が話題になっている。学芸員の月本寿彦さんは「作品の美しさもさることながら、モチーフの面白さがインターネットをきっかけに広まっているよう」と説明する。
雀を捕まえた鷹が雪積の枝に停まるこの様子は「温め鳥」と呼ばれる冬の季語で、猛禽類が捕えた小鳥をカイロのように足を温めることに用いる、という鷹匠などに伝わる伝承が元になっている。鷹は一晩たつと小鳥を逃がし、お礼に小鳥が去った方向にはその日一日狩りにいかないと言われている。月本さんは「雀の表情など細かい所まで表現されている。ぜひ生で見てほしい」と話した。
日曜美術館でも紹介
同展が10月7日(日)にNHK番組『日曜美術館』で取り上げられる予定。午前9時から同45分まで。
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