大洋のユニフォームでマウンドに上がった稲川さん
球団史上最多のシーズン26勝を挙げた元・大洋ホエールズの稲川誠さん（東海岸南在住・82歳）が４月14日、横浜スタジアムで行われたプロ野球公式戦「ＤｅＮＡ対広島」の試合前に始球式を務めた。
球団創設70年に合わせ、アニバーサリーゲームとして行われた一戦。大洋のユニフォーム姿でマウンドに立った稲川さんは投球前に現役時代についてコメントを求められると「打倒巨人だけだった」と話し、青く染まったスタンドのファンを沸かせた。
当時と変わらぬフォームから繰り出された一球は、ワンバウンドで伊藤光捕手のミットに収まった。稲川さんは「ホームベースまで届かなかったことが悔しい」と振り返るも、「このような機会をもらい、感謝と感激。選手たちは優勝を目指して頑張ってほしい」と笑顔でエールを送った。また、市内萩園出身の倉本寿彦内野手（28）を激励する場面もあった。
倉本選手を激励
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