乃羽代表（中央左）と卒業生たち
湘南地域のバレエ文化をけん引してきた「乃羽バレエスクール／乃羽バレエ団（乃羽ひとみ代表）」。多くの人材を輩出してきた同スクールで先月、異例の卒業式（大学生）が行われた。
今から70年前、乃羽代表の母親によって立ち上げられた同スクール。これまで卒業生は毎年夏の舞台発表の場（公開レッスン）を集大成として巣立っていった。
ところが今年は新型コロナウイルス感染症の影響でそれが叶わなくなってしまった。舞台発表のない卒業はこれまでの歴史の中でも経験がなく、卒業生はもちろん、スクールにとっても初めての事態となった。
今年の卒業生は森保優さん、下井田実梨さん、小延彩夏さん、森谷沙羅さん、長谷川尚美さん、小長井菜月さん、水島瑠音さん、杉崎真純さん、石川結菜さん、水内夏希さんの女性10人と、三橋和輝さん、永堀瑠唯さんの男性２人（男性は留学中）の計12人。
乃羽代表は「コロナ禍の中、申し訳なかったが、卒業生たちは10数年間文武両道の道を歩んできた。その頑張りを心から讃えたい」とエールを送った。プロへの道を歩む人もいれば、そうではない人もいる卒業生。大きな財産を胸にそれぞれの道へ旅立った。
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