市内在住の後藤文男さん(66)が、「エプソンフォトグランプリ2020」のモノクロ作品部門で入選を果たした。一昨年のひらつか七夕まつりで、風船に囲まれる幼い女の子を撮影した写真が、応募作品およそ1万6000点の中から選ばれた。「所属しているフォトクラブの講師の影響や、カラーだと色がありすぎて女の子が目立たないから」とモノクロで写真を応募した。
編集は自己流で
後藤さんは長年、横浜市内の中学校で技術科や数学科の教師を務めた。運動会などの行事の際、記録用の撮影としてカメラに触れてはいたものの、それはあくまでも仕事だった。
定年後、「趣味として」とカメラ撮影を始めた。自宅のパソコンで編集ソフトを駆使する技術は自己流だ。しかし、「編集では技術科の知識が役立っているかも」と教諭時代の経験を活かし、プロ用コンピュータを使いこなしている。
いくつかのフォトクラブに所属し、講師からのアドバイスや撮影会などで技を磨いてきた。今までカメラ専門誌の写真コンテストやキヤノンフォトコンテストで入賞したが、写真の良し悪しが分からなくなったことから一時期カメラから遠ざかった。コロナ禍で再びカメラを手に取り、3年ぶりにコンテストに応募した。
後藤さんは茅ヶ崎に住んで50年目。「神奈川は風光明媚な場所が多く、茅ヶ崎の海岸も撮りに行く」と話した。
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