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茅ヶ崎・寒川 社会

公開日:2021.09.24

アヒルの「ぼんちゃん」地域のアイドル
高田在住のコールダック

  • 飼い主の笹枝忠さん(左)と直子さん

  • 両足は人間の片手に収まるほど

 高田在住の笹枝忠さんが飼っているコールダックの梵知(ぼんじり)(3)。「ぼんちゃん」と呼ばれ、地域のアイドル的存在として愛されている。

 「小学生の頃、近所でアヒルを飼っていた家があって『自分も大人になったら飼いたい』と思っていた」という笹枝さん。3年前、その夢を叶え、ぼんちゃんを岩手県から迎え入れた。

 コールダックはアヒルを改良した品種で、アヒルと比べると4分の1ほどの大きさ。体重はおよそ800g。名前はそのプリプリとしたお尻と、鶏の部位である「ぼんじり」が由来だ。

 笹枝さんが「特別かわいいというよりも、家族として日常のなかに存在している」と話すように、普段の生活でもペット入場可のスーパーやホームセンターには、一緒に出かける。

 とは言え、その姿はやはり目立つもの。「すれ違ったお客さんから声をかけられることもしょっちゅう」という。

園児にも人気

 家の前が近隣の保育園の散歩コースにもなっていることから、園児の間でもすっかり人気者だ。

 姿が見えない時は「ぼんちゃんいないね」という声や名前を呼ぶ寂しそうな声が聞こえ「慌てて外に出したこともあった」と笹枝さんは笑う。

 水浴びをして気持ちいいと自ら手に乗ってくることがある一方、お腹がすいたり機嫌が悪いと怒って鳴き出すというぼんちゃん。

 笹枝さんの息子・歩睦(あゆむ)さんのことは「弟と思っているみたい」で、学校から帰ってくるとつついておやつをねだる。

 笹枝さんは「今ではエサを届けてくれる宅配便や郵便局の配達員も、会うのを楽しみにしてくれている。皆さんの日常に根付いて、これからも仲良くしてもらえたら」と話している。

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