茅ヶ崎・寒川 社会
公開日:2022.02.18
湘南地区まちぢから協議会
横断歩道の「一時停止」調査
3月5日、地区内の3カ所で
柳島や浜見平地区などをエリアとする湘南地区まちぢから協議会(後藤金蔵会長)は3月5日(土)、地区内の信号機のない横断歩道で、歩行者が「手を挙げた場合」と「挙げない場合」の車両の一時停止について、調査を行う。
交通事故防止に力を入れる湘南地区では、担当者が自転車で地区内をめぐり横断歩道を調査。すると、信号機のある横断報道は7カ所、信号機のない横断歩道は21カ所あることが分かった。
一時停止の調査当日は、21カ所のうち3カ所の横断歩道で、同協議会の自治会長部会、社会福祉部会、子ども育成部会の会員らが、約1時間にわたり調査を行う。前半30分は手を挙げず、後半は手を挙げて、一時停止をする車両数にどれだけ差があるか確認をする。
7割の車がルール無視
道路交通法(一部抜粋)では、横断歩道等を横断する歩行者等があるときは、車両は当該横断歩道等の直前で一時停止し、その通行を妨げてはならないとしている。
しかし、JAF(日本自動車連盟)が毎年実施している「信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況全国調査」では、2021年の調査で約7割の車が止まらない結果となった。一時停止率の全国平均は30・6%で、神奈川県は27・9%で下回っている。もっとも高いのは長野県の85・2%だった。
後藤会長は「横断歩道は歩行者優先となっている。しかし、歩行者側も無理な横断をやめたり、手を挙げるなど意思表示をしっかりすればもっと事故が減るはず。しっかりと調査し、今後に役立てたい」と話した。
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