中学生を対象に学習支援を行っているNPO法人こども応援丸(津田眞利理事長)が、クラウドファンディングに挑戦中だ。2016年の活動開始以来、茅ヶ崎市との共同事業や委託事業として助成を受けてきたが、22年度以降はこれらが打ち切られることが決まったため。関係者は「茅ヶ崎の中学生を応援する私たちを応援してほしい」と呼びかける。
この事業は茅ヶ崎市との共同推進事業としてスタートし、19年からは市委託事業として行われてきた。現在は梅田中、西浜中、鶴が台中の生徒を対象に、公民館や青少年会館で学校ごとに週1回、対面やリモートで実施している。今夏から鶴嶺中の生徒も対象に加わる予定だ。
子どもたちに勉強を教えているのは、高校生や大学生のほか、退職した教員などのボランティア。「謝礼金」として、1回500円が支払われているが、津田理事長は「ボランティアの中には交通費だけで500円以上かけて来てくれる人がいる」と話す。
3千円から支援可能
しかし市は、地域の関係者が学校運営に参画する「コミュニティ・スクール」の導入を進めていることなどを理由に、21年度を最後に委託事業から外すことを決めた。
同団体では謝礼金を始め運営に関わる経費のほとんどを市の助成でまかなっていたため、活動継続を目指して、クラウドファンディングの実施を決めた。
目標金額は150万円で、年間でボランティアに払う謝礼の7割程度にあたる。期限は5月9日(月)午後11時までで、3月28日時点で6割程度が集まっている。
「来年度以降は、今年度中に宣伝活動に力を入れ、皆さんのご支援をいただき、会を存続していきたい」と津田理事長。「通っていた中学生が高校生になって教える側で参加したり、教師になる姿を見てきた。子どもたちの成長はボランティアさんの存在なしに語れない。ぜひ応援してほしい」と話している。
3000円から支援ができ、希望すればリターンとして、金額に応じて絵はがきやトートバッグがもらえたり、ホームページやフェイスブックへ名前掲載なども可能。詳細は左記から。
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