昨年の東京パラリンピックに卓球日本代表として出場した加藤耕也選手(29)による講演会が7月23日、ハマミーナ内の体育室で行われた。中学時代から卓球に打ち込んできた同選手は、大学進学後に知的障害を自覚し、22歳でパラ卓球に参戦したことなどを説明。東京パラ五輪では予選リーグで敗れたが「自分の現在地を知り、新たなスタートを切ることができた」と振り返った。
サーブやスマッシュなど技の実演に続き、参加者とラリーで交流も図った。部活動で卓球を始めたばかりという中学1年生2人は「日本代表選手のオーラがあった」「返しやすい球を打ってくれたので、ラリーが続いて楽しかった」と話した。
質問タイムで、モチベーションを維持する秘訣を尋ねられた加藤選手は「オンとオフの切り替えが大事。卓球以外の好きなことも楽しみ、練習や試合に集中して取り組んでいる」と答えた。また、「職場(あいおいニッセイ同和損害保険)の応援のおかげで卓球ができる。人生に悔いがないよう努力し、世界ランク上位と2年後のパラリンピック出場をつかみたい」と決意を見せた。
講演会は「ともに生きる社会かながわ」の実現を推進する県や市、同損保などが主催した。
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