JICA(独立行政法人国際協力機構)の青年海外協力隊員として、茅ヶ崎市出口町在住の作業療法士・徳丸愛さんがベトナムに派遣される。出発を前にした9月12日、佐藤光市長を表敬訪問し、懇談した。
海外で働くことに関心があったという徳丸さん。ホーチミン市にあるリハビリテーションの専門病院へ赴く。脳卒中患者などに日常生活動作訓練を含む作業療法を行うほか、現地の技師4人に指導をしながら、作業療法チームの立ち上げを支援する。リハビリ科内で勉強会や症例検討会も企画し、作業療法全般の知識と技術の向上を図る。派遣期間は10月27日から2年間。
作業療法士の教育機関や資格制度がない同国では、医療技術の発展に伴い、リハビリの重要性が認識されているという。徳丸さんは「これまでの8年間の経験を生かし、現地の人たちと一緒にベトナムならではの作業療法を確立していくことに協力したい。日本文化や茅ヶ崎の魅力などについても紹介できれば」と抱負を語った。
佐藤市長は「帰国したらぜひ、ベトナムでの経験を多くの人に伝えてほしい。活躍を期待している」と激励した。
これまで市内からは3人の青年海外協力隊員が3カ国へ赴任した。徳丸さんの派遣は4人目・4カ国目となる。
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