修徳塾茅ヶ崎「香川空手キッズ」に通う、熊切洋之さん(67・赤羽根在住)が、5月5日に横浜市戸塚区で行われた神奈川県空手道マスターズ競技会で準優勝した。
熊切さんが出場したのは、男子形3部(60歳〜69歳)。形の演武を行い、正確性などの技術と力強さやスピード、キレなどの技能を競う。出場した6選手が一斉に演武を行った1回戦では、指定の形「征遠鎮(セイエンチン)」を披露して2回戦に駒を進め、得意形での勝負となり「二十八歩(ニーパイポ)」で決勝へと進出した。全国でもトップ5の実力を誇る豊田浩選手に敗れたものの、準優勝に輝いた。
昨年初出場し3位だったことから、今年の目標を「関東進出」としていた。県準優勝に「昨年がまぐれでなかったと裏付けができた」と満足気。関東大会は7月に茨城県で行われる。「けがの無いよう楽しみながら、初戦突破を目指したい」
「夢中になれる」
熊切さんは20歳頃から20年近く、他流派の空手に打ち込み、市大会の組手や形で、度々優勝するほどの腕だったという。再び道場に戻ったのは3年前。当時、多忙な仕事で体調を崩していたところ、若い頃に一緒に汗を流していた仲間が同塾で講師を務めていることを聞き、再び門を叩いた。「運動は体を動かし、夢中になれるから健康に良いんだ」と充実した笑みで語る。
とはいえ、「齢を取ったら体が付いてこない。若い頃はリミッターを外すために追い込んだけれど、今は回復しないからね。練習と休養のバランスが大事」と苦笑い。現在は、障害者施設で生活支援などをしながら、孫とともに週に2回の練習に励んでいる。
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