茅ヶ崎サーフライフセービングクラブで4月、小学生対象のジュニアプログラム=写真上=をスタート。市内外の児童が海に触れ、親しんでいる。
約60人のメンバーが所属し、サザンビーチちがさき海水浴場の水難事故防止などを担っている同クラブ。ジュニアクラスは第2と第4日曜の月に2回、サザンビーチや神奈川県立スポーツセンター(藤沢市)のプールなどで行われている。
6月24日の練習には7人の児童が参加。ビーチクリーンから始まり、ビーチでの鬼ごっこで体を温め、水泳やニッパーボードで海と親しんだ。
戸塚区から通う増田和真さん(4年)と大悟さん(2年)兄弟の保護者は「水から身を守る術を身に付けてほしくて」と参加理由を語る。都筑区からの森夏海さん(6年)、心晴さん(4年)、そらさん(1年)姉妹は「ライフセーバーに憧れて」参加を決めたという。
楽しみながら学ぶ
ジュニアプログラム立ち上げの中心となったのは、昨年日本代表として世界選手権にも出場した名須川紗綾さん。「茅ヶ崎にはジュニアプログラムがないため、西浜(藤沢)や鎌倉に通っている児童がいると聞いていた」。昨年から立ち上げに向けて月に2回、夏場のビーチ監視中には30分ほどの空き時間で子どもを対象にイベントを続けてきた。「当初は人が集まるか不安だった」というが、クラブ員の声掛けやSNSの発信のかいあって、現在8人が入会している。
大事にしているのは、「まずは楽しむこと」。遊びを通して、自分の身を守る術や水辺を楽しむテクニックを伝えている。コーチは、同クラブの学生や社会人。次世代へ伝えることも活動の一つだ。多世代間交流が多いのもライフセービングの特徴で、社会勉強にもなるという。
名須川さんは「危険を知ることで対処でき、楽しみ方を身に付けられる。いずれ、ジュニアプログラム出身の子が、地元のビーチを守るようになってくれたら」と夢を語った。
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