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茅ヶ崎・寒川 社会

公開日:2025.07.25

詐欺被害防止お手柄を表彰
積極的な声がけ奏功

  • 右から鈴木署長、安田さん、浅場さん

 茅ケ崎警察署(鈴木健二署長)は7月17日、特殊詐欺の被害を防止したとして、ゆうちょ銀行茅ヶ崎店の安田澄香さんと、ステイ湘南(藤沢市)の浅場真澄社長の2人に感謝状を贈呈した。

 安田さんは6月4日、窓口に100万円を引き出しに来た女性に積極的に声を掛け「明日から入院する100万円が必要」と息子を騙った詐欺を防止。「阻止できて良かった。今後も未然に防いでいきたい」とし、同店の齋藤秀樹店長は「普段から良くやってくれている。糧に今後も頑張ってほしい」と労った。

 県宅地建物取引業協会の理事も務める浅場さんは同6日、スーパーのATMでメモを見ながら携帯で電話をしている、「あからさまに詐欺にあっている最中」という高齢女性と隣り合わせ、とっさに声を掛けた。銀行本店を騙る医療費還付金詐欺で、後ろに並んだ人に通報してもらい、自身は「詐欺だから電話を切って」と呼び掛け、連携して詐欺を防いだ。「すんなりと引っかかってしまうものだと怖かった。全財産が入った通帳を守れて良かった」と安堵の表情を見せた。

詐欺被害県内ワースト

 6月末時点で、同署管内の詐欺被害は約50件被害額約2億1千万円で県内ワースト。同署の生活安全課沼澤弘税課長は「今年に入って24件詐欺を防いでいるが、それでも詐欺件数が多い。啓発活動や家族間のコミュニケーション、窓口での水際対策など、さまざまな所に網を張り防いでいかなくてはならない」と話した。

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