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茅ヶ崎・寒川 社会

公開日:2025.09.26

100歳超えてなお元気
和田さんと毛利さん

  • (上)笑顔の和田さんと高橋施設長(下)微笑む毛利さんと職員=18日、ふれあいの麗寿

 茅ヶ崎市南湖の特別養護老人ホーム「ふれあいの麗寿」に入所している和田センさんと毛利幸子さんは100歳を超えて今もなお、いきいきと過ごしている。

仲間と共に楽しく

 今年6月に103歳を迎えた和田さんは2016年に入所。同所では「元気の象徴」のような存在だという。一度コロナにり患したことはあるものの、ほとんど病気をせず健康そのもの。自分の力で車いすを動かしては仲間が待つ食堂に顔を出し、おしゃべりを楽しんでいる。時にはタオルをたたむといった「お仕事」も手伝ってくれるといい、職員からも感謝されている。

 健康の秘訣は「好き嫌いなく、何でも食べること」。車いすでの生活について問うと、「誰にだってできることよ」とサラリ。息子、娘との面会でのおしゃべりも楽しみで、「毎日楽しみがいっぱい。困り事がない。子どもたちも元気で健康で、それが一番。ありがたいこと」と和田さん。今後の目標を問われると、「どこまで生きられるかわからないけど、仲間とおしゃべりしたりして楽しく暮らしていきたい」と笑顔を見せる。

「来年は桜が見たい」

 現在、100歳の毛利さん。21年に入所し、「穏やかで、おしとやか」な存在として周囲をなごませている。毛利さんもコロナに1度かかっただけで、病気知らずの健康体だという。日ごろは部屋で過ごしたり、仲間と季節ごとのレクリエーションを楽しんだりしている。

 長生きできる理由について問うと、和田さんと同様に「何でも食べることが大事。嫌いな食べ物はないわ」とし、とりわけ「おやつの時間」が日々の楽しみになっている。また、職員によると、毛利さんは「気持ちが若い」といい、自身も「100歳だなんて思ってないの」と茶目っ気たっぷりに笑みを見せる。職員とは「目指せギネス」を合言葉に、「目標は114歳。そこまで頑張りたい」と毛利さん。来年の目標を問うと、「お出かけすること。桜を見に行けたら」と願う。

 高橋大輔施設長は「変わらず元気が、一番の思い。これからもやりたいことをサポートして、穏やかに生活してもらいたい。このままお二人が、入所する皆さんにとっての目標の姿であってほしい」と期待を込める。

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