茅ヶ崎・寒川 スポーツ
公開日：2025.10.17
円盤投で全国大会へ
鶴嶺中3年・相澤柚芭さん
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佐藤市長に全国大会出場を報告した相澤さん（左）
茅ヶ崎市立鶴嶺中学校３年生の相澤柚芭さんが、10月17日から三重県で行われるＪＯＣジュニアオリンピックカップ陸上競技大会の円盤投に出場する。
相澤さんは８月23日に横浜市で開催された県代表選手選考会に出場すると、予選の第一投でそれまでの自己ベストを２ｍ以上も更新する30ｍ18を記録。「調子が良く、ワクワクした気持ちのまま試合に臨めた。投げた瞬間『行った』と思いました」と高校生の実力者も出場するなか、全国大会への切符を掴んだ。
相澤さんは中学入学後に砲丸投を始め、２年生から円盤投に本格的に取り組むようになった。
市内には練習場所や指導者がいなかったため、相模原市のクラブに通って基礎を学ぶと、次第に記録が伸びていった。県の強化選手に選ばれたほか、今年３月の南関東大会では27ｍ75をマークし３位に入賞した。
しかしその後は長くスランプが続いた。８月７日に行われた関東大会では、25ｍ51で15位と悔しい結果に。そこで指導を仰いでいるのが、現役時代に五輪の強化指定選手に選ばれた経験もある日下望美さんだ。現在は、週末ごとに日下さんが指導するクラブチームのある茨城県まで、両親の運転する車で通っている。
日下さんからは「左足が早く開いてしまう」など技術面で的確な指摘と指導があり「迷いがなくなった」。またウェイトトレーニングを始めたことで「円盤により強い力を伝えられるようになった」と心技体の成長が今回の結果に繋がった。
10月６日には茅ヶ崎市役所を訪問し、佐藤光市長に全国大会出場を報告した相澤さん。「31ｍを出して自己ベストを更新することが目標。高校でも競技を続けて、インターハイなど大きな大会に出たい」と語った。
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