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茅ヶ崎・寒川 社会

公開日:2025.11.07

町を守る若き消防団員
寒川町消防団第一分団 齋藤海輝さん(19)

  • 日々熱心に団の活動に励む齋藤さん

 寒川町消防団第一分団(田端)に、日々活動に邁進する若手団員がいる。齋藤海輝さん(19)だ。入団したのは今年7月。川崎市で生まれ育った齋藤さんは、寒川町役場への就職を機に「地域とのつながりがほしい」と上司に相談したことがきっかけで、消防団を紹介された。「町外から来た自分を温かく迎えてくれて、本当にうれしかった。所属する団は、他分団と比較しても地域のつながりが強いように感じます。アットホームな雰囲気で、入団してよかったと心から感じています」と笑顔を見せる。

活動がやりがいに

 月に2回の定例会では、消防車の点検や地域の火の用心を呼び掛ける周回を実施。また、9月に開催された実践訓練会に向けた練習にも率先して参加するなど、その熱心さは群を抜く。「年齢や職業を問わず関わることができるため、業務以外にも多くの学びがあって充実しています」

 10月11日には、相模原市での神奈川消防フェアに団員として参加し、ブースで放水体験の手伝いを担当した。「小さな子どもたちが楽しそうに体験していて、感謝された時はやりがいを感じました」と語る。「すべてが初めてのことですが、学ぶことでいざという時に大事な場所や人を守れると思っています。だから大変だと思ったことは一度もありません」

 入団以来、まだ出動の経験はないという齋藤さんだが、「いつ出動しても大丈夫なように備えている。活動を通して、この町を守りたい」と胸を張る。

 その強い決意の通り、11月から同町に転入することも決めた。「(寒川町は)初めに感じたイメージよりも活気があり、みんなが優しい。ここに居心地の良さを感じました」とにこやかに話す。

 若き団員として、今後の活躍が期待される。

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