若手お笑いコンビ「うしろシティ」の 阿諏訪 泰義さん 小谷出身 30歳
今年こそコントの頂点に
○…相方の金子学さんとのコンビも今年で5年目。TBS『キングオブコント2012』では4年目の挑戦で初のファイナリストの座を勝ち取り、約3000組の中から決勝5位の成績を収めた。「決勝戦に残れたことは嬉しい。でも、今年は頂点に立ちたい」とキッパリ。昨年は知名度も上がり、充実した1年に。NHK『平成24年度NHK新人演芸大賞』演芸部門で大賞を受賞するなど、今年は飛躍の1年になりそうだ。
○…寒川生まれの寒川育ち。子どもの頃から人見知りする性格で、決して人を笑わせるような役回りではなかった。それでも、お笑い番組は大好きで「バナナマンの日村さん、ドランクドラゴンの鈴木さんに憧れていました」。20歳の頃、家業の建設会社を継ぐか、好きなお笑いの道に進むかの岐路に。「やって後悔してみよう」と養成所の門を叩いた。5年間の修業時代を経て、現在所属する松竹芸能(株)に移籍。ここで『うしろシティ』を結成し、現在に至る。
○…「小谷のカラオケボックスでバイトしてまして、後で聞いたら同じ芸人仲間の方もそこでバイトしてたそうで、もうビックリですわ」と寒川ネタも豊富。大曲の寿司デリバリー店では、配達係として寒川町内を走り回っていたという。今では多忙な毎日を極め「寒川に帰るのは年に1度ぐらい。正月はハワイで過ごせるような芸人さんになりたいですね」と笑う。バイトで鍛えた料理の腕はかなりのもので、ラーメンはスープから10時間かけて作る本格派だとか。
○…所属の松竹芸能は一昨年、新宿に『角座』をオープンさせた。「この場所からお笑い文化を発信していきたい」と意気込む。コンビでは突っ込み役でネタも書く。地方の営業では、その土地のネタを多く取り入るそうで、地元で寒川ネタを披露してくれるのが今から楽しみだ。2枚目のDVD『カフェと喫茶店』好評発売中。