クラブの知名度上げたい

　○…職業を通じて社会に奉仕するという目的のもと創設された国際的な社会奉仕団体、ロータリークラブ（以下ＲＣ）。歴史ある寒川ＲＣの新会長に７月１日付で就任した。

　○…国際ＲＣの共通テーマは『人類に奉仕するロータリー』。「我々は地域での奉仕に専念です」と笑顔を見せ、「例会は奉仕するためにあるもの、奉仕をするならＲＣが一番、という国際ＲＣの方針が胸に響きます。今年度は会員拡大が急務ですが、まずはそのためにクラブのイメージアップを図りたい。地域に根差した活動をもっと多くの方に知っていただきたいですね」と話す。

　○…今年度に注目されそうな事業が、介護用ロボット『パルロ』を使った高齢者施設の訪問だ。『パルロ』は、相手を見分けてその人ごとの会話ができ、歌や落語もこなすという優秀なロボット。地区ＲＣの補助金とメンバーの持ち出しで購入にこぎつけ、寒川町社会福祉協議会に寄贈するという形をとる。「寄贈するだけではダメだろうという話になり、メンバーが地域担当制を敷いて施設に直接伺うことにしました」。ＲＣの活動への理解を得るため、知名度を上げるためにも有効な事業になりそうだ。

　○…入会から６年。これまでのクラブ活動で一番印象に残ったことは、やはり東日本大震災に直面したこと。南三陸町の商工会支援は断続的に続けられている。「会長という大役をいただきましたが、いままでは親睦担当だったので、これからも変わらず楽しくやっていきたい」

　○…(有)中村工務店の代表取締役として多忙な日々を過ごすなど、寸暇を惜しんで様々な活動に取り組む。「趣味のゴルフやお酒で、これまでどおりメンバーと楽しく交流していきたい。健康面を考えると、お酒は減らしたいですけどね」と明るく笑う。現役バリバリの社長さんが、クラブにフレッシュな風を吹かせてくれそうだ。