「ＡＲＫ ＬＥＡＧＵＥ２０１９ＩＮＳＡＭＵＫＡＷＡ」のオーガナイザー 内野 洋平さん 町内在住 36歳
本気の熱、伝えたい
○…「世界のＢＭＸトップライダー、スケーター、ダンサーがこの町に集う。初の関東開催、新たな挑戦に胸が高鳴る」。オーガナイザーとして１月の開催発表から駆け足で準備を進めてきた。幟旗で町中が彩られ、町からの熱を肌で感じ、気合が高まる。「渋谷でも鎌倉でもなく、なぜ寒川なのか。平成最後の頂上決戦と呼ぶに相応しいこの世界大会で、答えを魅せたい。いい意味で期待を裏切りたい」と意気込む。
○…世界を代表する小型自転車の競技・ＢＭＸ フラットランドのライダー。２００８年に米国で開催された世界選手権での優勝を皮切りに、９度にわたり世界を制し、最前線を駆ける。13年から神戸を拠点に世界戦を企画。「若者が本気で取り組む、その熱を少しでも多くの人へ」、その思いが今や世界最大級と称される大会へと成長させた。
○…神戸市出身。高校時代に偶然ＢＭＸの大会を目にし、虜になった。「場所さえあればできる。見た目よりもずっと難しいのが面白い」と練習に没頭した。05年、22歳で日本チャンピオンの座を最年少で獲得し、トップライダーへの足掛かりを掴んだ。「生き方が生み出す、自分にしかできない『スタイル』を追求したい」と複数の技を組み合わせる独自のライディングは現在も進化し続け、世界中のライダーから注目を集める。「新しい自分に出会いたい、その好奇心」と少年のような瞳。
○…「寒川を知りたい」と２月から移り住む。ライディング体験の場を作り、地域交流にも積極的だ。「俺たちって、知られていない。まだまだだな」と言いつつも、訪れる人が競技に興味を持ってくれる事がうれしくてたまらないという表情。「富士山も見え、のどか。大会がこの町を知ってもらうきっかけにもなれば」と優しい目を向けた。
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