全日本実業団ベンチプレス選手権大会で個人戦・団体戦で優勝した 板垣 武志さん 茅ケ崎警察署副署長 51歳
応援胸に、全力投球
○…5月末に開かれた「第29回全日本実業団ベンチプレス選手権大会」で、男子マスターズII59kg級で、自己記録を2・5kg更新する125kgを挙上し、通算11度目の優勝を飾った。さらに、所属するチーム「神奈川県警察パワーリフティング部」で出場した団体戦でも、14年連続優勝という快挙を成し遂げた。「50歳過ぎての記録更新は珍しいと、周りから驚かれました」とはにかむ。個人、団体ともに優勝記録更新を目指し、チームメートと日々トレーニングに励んでいる。
○…ベンチプレスとの出会いは25歳。配属先の秦野署にベンチプレスセットがあり、先輩に誘われるままトライ。「50kgも挙がらなくて悔しかった」。負けず嫌いの性格に火が付き、猛練習を開始。さまざまな大会で優勝を飾る実力を付けた。「努力すれば必ず結果がついてくる競技。日々の気力にもつながりますね」
○…横浜で生まれ育つ。野球好きの“やんちゃ”な少年は、警察官だった父の背中を追い、高校卒業後に神奈川県警へ。オウム真理教事件に臨んだり、薬物捜査、刑事として数々の事件の解決に尽力。県警本部捜査一課の検視官時には、通称「やまゆり事件」で検視の指揮を執った。そして2017年秋から茅ケ崎署の副署長に。「記憶に残る事件もいくつかありました。市民の皆さまの安全・安心を守るため、精進したい」。真剣なまなざしを向ける。
○…体を動かすのが好きといい、趣味は筋トレやスキー、キャンプなど。両親、妻、3人の子どもと暮らし、にぎやかな休日を過ごす。「中学生の息子が警察官っていいなって言い出して」とうれしそうに目じりを下げる。家族の応援、そして市民からの期待と応援を胸に、まちの安全を全力で守っていく。
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