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町の子育て世代包括支援センターで母子保健コーディネーターとして働く 三村 陽子さん 寒川町役場勤務 43歳

掲載号:2020年3月6日号

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町役場で働く「助産師」

 ○…役場で母子手帳を受けとったお母さんなら、面識のある人も多いだろう。母子保健コーディネーターとして、役場で3年前から働いている。「妊婦さんと行政との一番最初の接点だと思っています。何でも相談できる、聞き役になりたい」。仕事や親の都合もあり、助けが必要なのに頼れない。悩みの種や、背景も千差万別だ。

 ○…故郷は「のどかな寒川の田園に似ている」山口県宇部市。小さいころ近所にいたお姉さんが白衣の看護師で、憧れが進路になった。看護実習で出産に立ち会い、赤ちゃんが生まれる力強さとお母さんの頑張る姿に感動し、助産師資格を取った。その後就職した大学病院が壮絶な現場だった。命の危険が迫る妊婦が搬送され、普通のお産はほとんどない。次の5分間で優先順位は何なのか、常に頭はフル回転。仕事の前はいつも鼓動が高まった。

 ○…激務を7年続けた後「人生一度きりしかない」と、米国に留学。現地で日本人男性と結婚し、その後出産することになった。分娩中に飛び交う言葉はもちろん、産後2日程度での退院など、日本のお産とはまったく違う。手を差し伸べてくれたのは、現地の日本人の知人たち。毎日代わるがわるご飯やスープを持って家に来てくれた。つわりに苦しんだ日々も含め、思い出すだけで涙が出てしまう。

 ○…「お母さんは孤独になりやすい。解決策を求めてネット検索してしまう気持ちもよく分かる。私があの時助けられた分を、この寒川の地で返せたら」。力を出し切った後は、休憩時間に総合体育館のカフェに向かい、糖分を補給。中央公園を歩くと、以前窓口で話した妊婦さんが、子供と遊ぶ風景に出会うことも。ここが桜で彩られる日が待ち遠しい。

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