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湘南オープンボディビルフィットネス大会のビキニエキスパート部門で優勝した 平瀬 奈緒子さん 寒川町在住 39歳

掲載号:2020年11月20日号

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この痛みも、進化の証

 ○…手の甲をつまんだ時の皮の厚さは、この人がお腹をつまんでみせた時とほぼ同じだった。女性らしい丸みを保ちながら、絞る部分はとことん絞る。大会ではビキニ姿でポーズをとり、流れるような身のこなしも審査された。参加2年目にして湘南オープン大会を制することができたのは、ひとえに「仲間のおかげ」。1年半前からスポーツマインド寒川(田端)に通っており、今は毎日「部活に通っているみたい」。お互いの身体の仕上がりを日々チェックし合い、励まし合う。「ジムがここにある限り寒川の外には引っ越せないですね」と笑った。

 ○…自称「のめりこんだら一直線タイプ」。高校時代は強い女の子に憧れて柔道部の門をたたき黒帯をとった。卒業後は車のカスタムに魅せられ、内装から外装までこだわり、ツーリング仲間との会話を楽しむためにアマチュア無線の免許まで取得。現在は武道もカスタムカーも手放し、昼間は自動車関連会社の事務職員として働き、家に帰れば母の顔になる。家族も大会の応援に来てくれるといい、小学生の娘さんとは同じステージで競うのが夢。年配の両親をボディビル大会に呼んだ時はさすがに驚いた様子だったとか。

 ○…今年は新型コロナの影響でマスクをつけてのトレーニングが当たり前になったが、息苦しさはもう慣れっこ。「追い込み」と呼ぶ激しい鍛錬で筋肉痛が来ると「来たー」と嬉しくなる。食事制限もあり、おやつ類はお菓子ボックスに入れて大会後まで封印してきたが、最近は食欲も邪魔しなくなった。「私は勉強をしても何をやるにも遅いし、へたくそで失敗ばかり。でも時間をかければ…」。積み重ねればいつかは達成でき、喜びに変わる。身体が物語り、言葉はいらない。

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