寒川版 掲載号:2021年6月11日号 エリアトップへ

12日から展覧会開幕、寒川町美術協会の会長を務める 飯尾博美さん 岡田在住 83歳

掲載号:2021年6月11日号

  • LINE
  • hatena

色褪せない 少年時代

 ○…名前に「美」を備える美術協会の会長。よく「ひろみ」と呼ばれるが「ひろよし」さんだ。昨年は美術展がコロナ禍で開催できず、仲間も家に閉じこもって描き続けた。明日からの作品展をどんなに楽しみにしていることか。感染対策を徹底し、お互いの作品について語り合う「反省会」は控える。会話がなくてもいい。会場で観るだけで心の交流に、社会参画にも通じるはずだ。語る横顔は晴々としている。

 ○…平塚市の相模川河口・須賀の出身。少年時代は終戦後の食糧難に重なり「道路に生えている草を探して食べました。根っこも口に入れた」。学校は勉強よりも「あの辺は栗が拾える」といった情報交換の場。とにかく食べ物探しで必死だったという。暑い日は相模川へ。仰向けに浮いていると流されてしまうから必死に対岸を目指した。遊び場の多くは砂地で、草野球をしても球は転がらず、追う必要もない。土のグラウンドで試合をしたら大負けした。

 ○…学校を出て旭ファイバーグラスに就職し、職場の美術部で手ほどきを受けたのが水彩画との出会い。地元の川や防波堤などをテーマに思い出を重ねて描き、勤労者美術展に出したところ2年連続で労働大臣賞に輝いた。近所は大騒ぎになったらしい。その後は労働組合活動で多忙となりブランクもあったが、定年後「やろうかな」と再び筆を握った。

 ○…美術協会の会長として頭痛の種となっているのが、若手メンバーが少ないこと。今は地元の小学校と手を携え、夏休みの作品の審査など、未来の画家の育成に注力する。「小さな作品でもいい。若い人が来る流れを作らなきゃ」。ひとりの画家として新しい色を、化学変化を求めるよう。少年時代のバイタリティは変わっていない。

寒川版の人物風土記最新6

青田 正順さん

公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟の会長に就任した

青田 正順さん

一之宮在住 65歳

8月5日号

田邊 平一さん

寒川ライオンズクラブの新会長に就任した

田邊 平一さん

岡田在住 70歳

7月22日号

石腰 亮さん

寒川ロータリークラブの新会長に就任した

石腰 亮さん

宮山在住 67歳

7月8日号

岩本 和子さん

茅ケ崎警察署に自らの作品4点を寄贈した油彩画家

岩本 和子さん

茅ヶ崎市在住 87歳

6月24日号

千葉 祐一さん

宮山にある水道記念館(湘南遺産)の館長を務める

千葉 祐一さん

相模原市在住 67歳

6月10日号

岩瀬 玉泉さん(本名:岩瀬 和華子さん)

茅ヶ崎市民文化会館で第21回玉泉水墨画会展を開く

岩瀬 玉泉さん(本名:岩瀬 和華子さん)

寒川町在住 74歳

5月27日号

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 2月18日0:00更新

  • 2月4日0:00更新

  • 1月21日0:00更新

寒川版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2022年8月5日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook